取組事例など

パネラーからのメッセージⅠ

令和3年2月1日(月)

 お待たせいたしました。毎年度「不登校を考えるシンポジウム」の最後の場面で、不登校を経験した青年や保護者から会場の皆さんへのメッセージをいただいています。

 今回から3回で、このサイトをご覧の皆様にもメッセージとしてお届けいたします。


不登校経験の青年Aさんから

 中1から中3まで不登校でした。親にも迷惑をかけていたと思っています。出席日数は中学校の3年間で9日間でした。

 でも、公立高校に行くことができました。中学校に行けていなくても高校に行くことができました。

 自分のやる気があれば道は開けると思います。

 学校は行けなければならないと考えるのではなく、その前に自分の意思が大事だと思います。

 また、学校に行けないことは「逃げ」ではないと考えます。学校に行けないことは「逃げる」ことではありません。

 

不登校経験の青年Bさんから

 最初は、学校に行けないことがとっても不安でした。

 学校に行けないことは珍しいこと、変なことではありません。

 今は不安に思う親もいるとは思いますが、こうした生徒もいることは普通ではないのでしょうか。

 自分の居場所を見つけ、自分のがんばりかたを発見して、がんばればいいのではないでしょうか。

 

不登校経験の青年Cさんから

 学校に行かないのは「さぼる」ことではありません。

 行かなくても高校には行けます。

 今はつらいかもしれないけれど、今できることを無理せずにがんばってほしいと思います。

 

不登校経験の青年の保護者Dさん

 心の闇は外には出てきません。身体の病気と違って、心の病気は検査や診察では外に出てこないことがありますから、みんな悩んでいると思いますが、心の病気ですので、身体の病気と同じように学校を休んでいいのではないかと感じています。

 子どもを信じて、子どもが元気を取り戻していけば、道は開けてくると思います。

 ストレスを溜めないようにすることが大切ではないでしょうか。

 

アドバイザーとしての参加した臨床心理士のEさんから

 「かさぶた」のお話です。傷の場合は「かさぶた」ができます。心の傷にも「かさぶた」はあるのではないでしょうか。それが「不登校」という状態ではないでしょうか。傷の「かさぶた」の中では、傷を治すよう身体が自分で傷をいやしている状態です。薬ではなく、自分の体力、自身の治癒力(ちゆりょく)が傷を治しているのです。

 こう考えるとよいのではないでしょうか。

 

司会進行役のコーディネーターの臨床心理士のFさんから

 「かさぶた」はきれいなものではないが、中でたくさんの修復が行われていることを信じたいし、修復中であることを信じていきたいものではないでしょうか。


 今回はいかがでしたでしょうか。「かさぶた」のお話はいかがでしたか。

 次回もこの続きとして「パネラーからのメッセージ」をお送りいたします。

 支障がなければ、2月8日(月)にアップロードを予定しています。