取組事例など

不登校を経験されたかたのお話(その11)休んでいるあいだは?③

 今回も、家にいるあいだにどんなことを考え、何をしていたのかをまとめます。

 前回同様、春日部市教育委員会主催の「不登校を考えるシンポジウム」パネルディスカッションにご参加のかたのお話をまとめました。


〇 家にいましたが、パソコンやスマホもなく、TVや漫画、ゲームでした。だんだんやることがなくなりました。とにかく、ただただ学校に行くのが怖いと思っていました。

 いかなければいけないと思っていましたし、親にも兄弟にも申し訳ない気持ちがありましたので、夜になるとよくいろいろなことを考えました。「明日はいけるか、明日は大丈夫か」などです。

 また、夜には母親とよく話をしました。

 せめて学校行事くらいは参加したいと思っていました。ただ、スキー教室や修学旅行にいきましたが、正直しんどかったです。帰ってくると疲れました。行事の当日は何をしたのかよく覚えていません。

 とくに記憶に残っているのは卒業式です。でも、式には参加できませんでした。体育館の2階で呼名されるのを待ちました。今思い返すと、ある意味で卒業式は「けじめ」だったように思います。式には出られなくとも・・・・・・。

〇 家のPCで動画を見ていました。家にいたのでTVを見るか、読書をしていました。小説を読んでいました。

 本は、市の図書館で借りました。

 また、好きな食べ物をひたすら作って食べていました。何かを作ることは楽しかったです。

 本を読むこともなぜ楽しいのか自分ではわかりませんでした。今では、現実逃避のために本を読んだように思います。ストーリーに入ると、今の自分の状態を考えなくて済むからです。

 習い事を小学校から行っていて、それはあるスポーツでした。そのスポーツだけは必ず続けました。それがないと、家から出られなくなると考えていました。

 また、そのスポーツでうまくいっていたこともありましたし、身体を使うことで疲れるのが大事でした。疲れると何も考えなくてすむからです。それに、夜眠ることもできるからでした。


 今回の内容は いかがでしたでしょうか?

 休んでいるあいだの生活のヒントがたくさんあったのではないでしょうか。

 次回は、7月29日(月)にアップを予定しています。内容は、「学校を休んでいる間に励みになっていたこと」をまとめていきます。お待ちください。

 なお、次回、7月29日(月)のアップ分を一学期の最終回とします。