取組事例など

春日部市の取組事例などから

不登校を経験されたかたのお話(その1)

 春日部市では、毎年度2月に「不登校を考えるシンポジウム」を開催しています。

 そのシンポジウムの最初にパネルディスカッションを実施しています。不登校を経験されたかたを複数パネラーにして、自身の体験を語っていただいています。

 今回は、その体験談の一部をご紹介いたします。ここ数年間のパネルディスカッションのなかからご紹介いたします。


 今回は、中学校1年生から不登校を経験されたかたのお話です。「A」さんといたします。

 このパネルディスカッションの時点では、Aさんは大学生になられています。

 質問は、春日部市教育委員会教育相談センターの臨床心理士さんです。

 司会役としてパネルディスカッションに参加しています。

質問1:差し支えない範囲で、不登校となった経緯や背景を教えてください。

A:小学校のときに、クラブ活動でいっしょだった友だちに意地悪をされていました。中学校入学後も、その子と同じような状況になっていました。その人間関係の困難さによって、中学校1年生の6月から不登校となりました。

 

質問2:不登校の解消のきっかけは?

A:中学3年生から適応指導教室に通うようになりました。その教室に同じように通ってくる子たちが、学校に登校できるようになっていく姿が刺激になって、学校の相談室に登校できるようになっていきました。これがきっかけではないかと思います。

 

質問3:適応指導教室へはどのような経緯で通室するようになったのですか?

A:行きたくはなかったのですが、親を心配させたくなかったからです。また、同じように適応指導教室に通うほかの子たちも、同じような仲間だと思えてたからです。

 

質問4:まとめとして、今このパネルディスカッションを聴いている会場の皆さんにメッセージをお願いします。

A:中1から中3まで不登校でした。親にも周囲にも迷惑をかけていたと思っています。

  中3の出席日数は9日間でしたが、高校に進学することができました。

  中学校に通っていなくても公立高校に進学できたので、自分でやる気があれば道は開けると思います。

  学校に行かなければならないのではなく、自分自身の意思が大切だと思います。

  学校に行かないことは「逃げ」ではありません。

  学校に行かないのは「逃げる」こととは違うと思っています。


 以上で紹介を終了します。

 似たような気持ちや思いのあるかたがいると思います。

 ただし、様子や状況、気持ちは、それぞれ個々に違うこともご承知おきください。

 さて、次回も「不登校を経験されたかたのお話」第二弾です。

 来週月曜日、5月25日(月)午前10:00にアップロードの予定です。お待ちください。