取組事例など

春日部市の取組事例などから

不登校を経験されたかたのお話(その7)ご家庭が落ち着いてくると②

 今回も、前回の続きです。

 不登校が始まって家庭内が不安定になった後、どのように家庭内が安定したのかをまとめます。

 発言は、ここ数年間の「不登校を考えるシンポジウム」パネルディスカッションに参加された保護者の皆様の発言です。


○ 今まで子どもに寄りそえなかった反省をするようになっていきました。学校に行けないときには、本人に課題を与えて、できたらいっしょに喜ぶようにしました。

 実は、本人に過呼吸の症状が出るようになって、強引に学校に行かせることをやめました。これまでとは身体状態や健康状態が変わってきてしまったことによって、親は、待つように心がけるようになっていきました。

○ 本人がやれることをやれるようにしていきました。指示は絶対にしません。生活習慣にだけを気をつけるようにしました。それは次のようなことです。朝は起きる、夜は寝る、単純に言うとこれだけのことです。

 このとき、親以外の人たちが子どもを心配してくれていたことも、安心をもたらしたように思います。

 無理に学校に行かせることではなく、玄関まで行こうとか、先生と玄関で話すとか、順番に挑戦をさせていくようにしました。

 指示や命令をしなかったのは、本人の意思を大切にしたかったからです。

 例えば、指示をしたとしても、本人が「いやだ」といった場合には、「やりたくないのだな」と思うようにして、「いつごろならできるようになるの?」というように、本人がやろうとするときまで、ひたすら待つことを心がけました。本人もがんばろうとする気持ちはあるので、それを信じて待つようにしました。

 そうやって、本人が多くのことを決めるようにしていきました。親としては待つことは辛いのですが、それは、親が本人を信じていることを、言葉ではなく態度で示すことになったのだと思います。


 今回はいかがでしたでしょうか?

 次回も、不登校のあいだの「親の姿勢」を、経験された保護者の言葉でまとめます。

 ご期待ください。

 次回は、6月29日(月)にアップロードを予定しています。