取組事例など

春日部市の取組事例などから

不登校を経験されたかたのお話(その21)進路決定は?

令和2年11月24日(火)

 今回も進路決定に関するお話ですが、今回は先週お話されたかたの親御さんのご意見です。

 2週分比較して読まれることをご推奨いたします。


 本人が親に最初に進路の話をしてきたのは、「高校に行きたい。行きたい高校はココです」という言葉でした。こうして自分の希望する学校と学科を明確に言われたのがスタートでした。

 その後、学力的なことを考えていきました。学力的な面で不安はありました。模擬テストでも合格圏内ではありませんでした。

 塾への通学も考えましたが、塾も学校と同じで、集団での学習は無理であると判断しました。

 教員免許を持っていいらっしゃる習い事の先生に家庭教師をお願いすることにしました。中3になって一年間は学校に通えるようになり、家庭教師も続けました。本当によい先生でした。本人の気持ちも十分にくんで応対してくれました。ただ、合格までは不安でした。

 事前に学科についても十分調べました。見学したり、説明会に参加しました。そのうえで進路希望先を決定していきました。

 今、この学科を選んでよかったと感じています。サポート校の説明会にもいって、進路についていっぱい学びました。

 大学への進学も認めていたのですが、本人の決定を尊重して、高卒後の就職を選択しました。


 今回はいかがでしたでしょうか。親子の話を2週連続で2回にわたって掲載しました。

 ぜひ、参考にしてください。

 さて、次回以降このコーナーはしばらくお休みいたします。

 再開は、年が明けて、令和3年1月18日(月)を予定しています。申し訳ございませんが、しばらくお待ちください。

不登校を経験されたかたのお話(その20)進路決定は?

令和2年11月16日(月)

 今回も、今週と来週の2回連続のものです。

 今回も、不登校を経験したかたの進路選択に関する思いをまとめます。

 次回(来週)は、その生徒の親御さんの当時の思いをお伝えします。

 2回連続、対の内容としてお読みください。


 中3のとき、中卒では生きていくうえで不利になるからという理由で高校への進学を考えました。

 行きたい高校はすでに決まっていました。動植物が好きだったので、それらに関わる高校、学科を選択しました。学力の面も心配はしていませんでした。

 とにかく、当時は自分の好みで高校と学科を選択しています。

 高校卒業後、就職しました。大学への進学を考えなかったのは、大学で何を学んでいくのかがよく自分には見えてこなかったからです。

 しかも、大学なら何歳でも通えるのではないか、社会に出てからでも大学には通えるのではないかと考えていたからです。

 真に学びたいものができたら大学に行けばいいや、そう思い、高校卒業後は就職をしました。


 今回のお話はいかがでしたか。次回はこのかたの親御さんの思いをまとめます。ご期待ください。

 アップロードは、11月24日(火)10:00~を予定しています。

不登校を経験されたかたのお話(その19)進路決定は?

令和2年11月9日(月)

 今回は、先週の体験談のかたの親御さんの発言です。

 ぜひ、親子の相互の考えを参考にしてください。


 子どもには、高校に行く行かないの選択は任せました。

 ただし、全日制や定時制、単位制などの情報は親が与えました。通えなくなったときのデメリットも伝えました。とにかく本人の選択を第一にしました。

 それによって本人に責任を持たせたいと考えていました。自分で選択するということが、「プラスもマイナスも自分自身で受け入れる」ということを大切にした結果であると思います。

 結局単位制高校を選択しましたが、この進学について父親は反対しました。しかし、本人が父親を説得することになりました。

 大学にも進学しました。「臨床心理学科」でした。自分の特性を知ることがほんとうによいかという疑問はありました。が、本人の意思をとにかく尊重しました。

 就職に関しては、親はまったく感知していません。見守っているだけでした。


 今週は、先週のお話と一対で考えていただけると幸いです。親子の考えの比較をしていただけるだけで参考になるのではないかと考えました。

 次回も「進路決定に関する内容」です。次回とその次の2回で、今回と同じように親子の考えを比較します。お待ちください。

不登校を経験されたかたのお話(その18)進路決定は?

令和2年11月2日(月)

 今回も進路決定にかかわるお話です。

 いつものように「不登校を考えるシンポジウム」のパネルディスカッションに参加されたかたのお話です。今回は、一人のかたのお話です。じっくりとお読みください。


 高校進学を目指しました。

 なぜなら次のような理由があったからです。

 中学校の学校生活はたった3か月でした。学校生活にあこがれていました。学校生活ができなかったのは心残りでした。学校生活というものを経験したかったことが、高校進学の大きな理由です。ただし、母は、高校進学にこだわってはいませんでした。

 選択したのは「単位制高校」でした。大学のようなシステムの授業でした。自分のような者には適切であったように思います。目的があったので「塾」にも同時に通いました。

 5年間の高校生活のあとは、自分自身の特性を理解するために、大学への進学を目指しました。心理学です。

 大学の学びも、自分自身の特性についてでしたが、結局は自分自身のことは理解しきれませんでした。大学院への進学も考えましたが、大学卒業後は就職しました。

 今の職業を選択した理由は、中学校の職場体験と相談室での経験が大きかったことを感じています。大学生のころ、中学校の相談室の学習ボランティアをしました。その経験も大きかったです。

 今の職業に十分満足しています。

 これまでの自分自身の様々な経験があるから今の自分があると考えています。


 今回はいかがでしたでしょうか。中学校卒業後の進路だけではなく、その後、今の職業につながっている部分までのお話を伺うことができたので、大変貴重なご意見だと思います。

 さて、次回は、このかたの親御さん(保護者)のお話をまとめます。

 次回は、11月9日(月)10:00のアップロードを予定しています。

不登校を経験されたかたのお話(その17)進路決定?

令和2年10月26日(月)

 今回も「進路決定にかかわるお話」をまとめました。

 今回は保護者の意見です。

 内容は、春日部市「不登校を考えるシンポジウム」のパネラーのお話をまとめたものです。


○ 中学校は正直、出席「0」でした。ですから、とにかく本人の意思を尊重しました。

 本人の希望中心の進路選択でした。

○ 中3のころ「高校に行きたい」という本人の強い気持ちがまずありました。

 そうした本人の意思はとても大切なのですが、「学力」という問題がありました。

 「学力」を高めるために、学校と同じ集団という環境である「塾」に行かせようとは思いませんでした。そこで、知り合いに家庭教師をお願いすることにしました。そのことによって「学力」を向上させました。そして、高校に進学しました。


 今回も進路の選択にかかわる内容でした。いかがでしたでしょうか。

 次回も同じです。まずは経験者のお話を掲載します。

 じかいは、11月2日(月)の10:00にはアップロードしようと考えています。

不登校を経験されたかたのお話(その16)進路決定は?

令和2年10月19日(月)

 今回も「進路決定にいたるまでの思いや考え」をまとめました。

 お話は、春日部市「不登校を考えるシンポジウム」のパネルディスカッションに参加されたかたのものです。


○ 高校にはできれば行きたい気持ちがありました。不登校の自分でも行ける高校を選びました。公立の単位制を自分で勝手に決めました。母には、「3年間で卒業する」と決意を伝えました。

○ 進学する気はありませんでした。しかし、中学校の先生が進学を勧めてくれました。このままでは、自分がだめになってしまうのではないかと思い、進学を選択しました。

○ 最終学歴が「中卒」では嫌でした。だから進学しました。自分の好きなことのできる学校を選びました。校外の実力テストを受けて、学力にあった高校を選びました。

○ 中3から通っていた適応指導教室で相談して決めました。家から近い学校を選びました。自分にあった雰囲気の学校を選びました。実際に見学や説明会に足を運んで決めました。


 今回はいかがでしたか。

 次回も進路選択に関わる内容です。保護者のお話を掲載予定です。

 次回は、10月26日(月)の10:00にアップロードを予定しています。

不登校を経験されたかたのお話(その16)進路決定はどのように?

令和2年10月12日(月)

 今回から数回シリーズで「進路決定にいたる思いや考え」などをまとめていきます。

 今回も春日部市不登校を考えるシンポジウム「パネルディスカッション」に参加されたかたがたのお話です。


〇 中1から勉強していないあせりから、中2で塾に通うようになりました。その塾には同じ中学校の生徒がいなかったので、安心して通えました。

 適応指導教室にも通っていて、そこで出会った1つ上の先輩の姿や話から、その先輩と同じ高校を選ぶことにしました。

〇 高校から心機一転やり直そうと考えていました。同じ中学校からの進学者のいない高校を選びました。

 自分の将来の目標の「福祉」を学べる学校を選びました。

〇 自分で選んだ高校でした。「定時制でもいいよ!」と親が言ってくれたのがとても助かりました。3年間で卒業する定時制でしたから、「3年間で卒業する!」と親に約束して進学しました。

 単位制でもありましたから、行事もないので自分としては気楽ですし、助かりました。

〇 (保護者から)進路について息子とよく話し合いました。進学するのか?高校へは行かないのか?などです。高校に行かない場合のメリット・デメリットについては、親としてきちんと話をしました。これが、先を生きる親の責任であると思っていました。

 もう一度中学校生活をやり直したいが、それは無理であることはわかっていました。

 全日制なのか、単位制なのかという選択をして、見学にも行きました。全日制も単位制も両方見学しました。空気感を大切にして、本人が選ぶことを最優先して選択しました。


 今回はいかがでしたでしょうか?保護者の意見も含めてまとめました。

 次回も「進路決定に関する内容」です。10月19日(月)10:00のアップロードを予定しています。

不登校を経験されたかたのお話(その15)不登校解消のきっかけは?③

令和2年10月5日(月)

 今回も不登校解消のきっかけについてです。

 お話は、毎回同じように「不登校を考えるシンポジウム」のパネルディスカッションの参加者です。


〇 学校のさわやか相談室への登校が大きなきっかけだったと思います。

 家にいるよりは学校の相談室に行くことで、学校に通うリズムを取り戻すことになりました。それが今考えると重要であったと思えます。

 高校への進学も、相談室登校によって進学希望するように考えが変わっていきました。

 相談室の存在は自分にとって大きかったともいます。

 たとえば、塾など別の場所であったなら、高校への進学も考えられなかったかもしれません。

〇 適応指導教室への通室が大きなきっかけでした。

 それまではどこにも行けなかったが、適応指導教室に通えたことは自信になりました。

 だから高校へも行けたと思います。

 様々な相談もしてもらえたし、多様な考えを持つこともできました。


 今回はいかがでしたでしょうか。

 次回は、10月12日(月)の掲載を予定しています。

 次回から「進路選択に関するお話」です。

不登校を経験されたかたのお話(その14)不登校解消のきっかけは?②

令和2年9月28日(月)

 今回も「不登校解消のきっかけ」についてです。

 今回は保護者の発言をまとめました。


〇 第一は、本人の気持ちの尊重でした。

 次に、子どもが安心して通える場所を見つけたことです。つまり、ステップ教室で家族以外のかかわりができ、家族以外の人との関係ができることでが、本人の自信につながったのではないでしょうか。

 何よりも卒業式で中学校の教室に初めて行けたことは、大きな自信になりました。

 最後は、進路の選択です。自分で見つけた自分で通える場所でした。今もしっかり通っています。

〇 子どもが自分のことをしっかりと見つめることができるようになったのが第一です。そのように仕向けてくださった関係の皆さん、友人や先生、臨床心理士さんなどの存在が大きかったように思います。さらに、そうした関係の皆さんの気持ちを受け止められるようになった本人のこころの成長だと思います。

 親は、子どもを信じて待つこと、それは必ず子供に伝わります。そうしてくことで、親御互いが寄り添える存在になっていきました。こうした関係性が大事であると、今、改めて感じています。


 今回のお話はいかがでしたでしょうか。

 次回も「不登校の解消のきっかけ」についてです。

 次回は、10月5日(月)を予定しています。

 お待ちください。

不登校を経験されたかたのお話(その13)不登校解消のきっかけは?①

令和2年9月14日(月)

 二学期の開始です。遅くなりました。ご容赦ください。

 今学期も週に1回程度、情報を掲載してまいります。ぜひお読みください。

 今回から「不登校解消のきっかけ」のお話です。

 いつものように、お話はここ数年の「春日部市不登校を考えるシンポジウム」パネルディスカッションに参加されたかたのお話です。


司会者:不登校を解消されたきっかけは?

〇 母親の縁があって適応指導教室に通うようになりました。中学3年生からです。

 その教室でいっしょになった生徒が学校に登校するようになっていったのが、とても刺激になりました。

 その後、自分も学校の「さわやか相談室」への登校ができるようになっていきました。それがきっかけだったと思います。

〇 母の願いは、「家にいるのではなくて、どこかに通ってほしい」というものでした。

 この願いから適応指導教室に通うようになりました。

 すると、自分と同じような仲間がいることがわかってきました。そのことによって元気を取り戻し、高校からがんばろうという気持ちになりました。

 その後、学校の「さわやか相談室」に登校できるようになっていきました。

〇 このままではいけないと感じていました。体力的にもよくなくて、がんばりたいという気持ちがわいてきました。高校に行っても学習についていけるように、学習を始めるようになりました。これがきっかけであったと思います。

〇 中3の進路選択が岐路であったように思います。学校生活をしなければいけないという本人の気持ちが改善へと向かわせた第一歩ではないかと思います。(母親)


 今学期も、こうした体験談を掲載してまいります。ぜひ、参考にしてください。

 間(あいだ)が空きますが、次回の掲載は9月28日(月)を予定しています。